2018/8/29 No.3799
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   今日のNews
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●「中小企業向けに決済手数料を3年無料にする」。LINEが6月28日に発表するや、ヤフーとソフトバンクも1カ月後、無料化を打ち出したのだ。
クレジットカードなど日本のキャッシュレスサービスの手数料は決済額の3~4%が主流。1%台とされる店舗の現金の管理コストをも下回る。

「決済で稼ぐつもりはない」とLINE社長の出沢剛(45)が涼しい顔を見せるように競争軸は、はやくも決済の次に移っている。
それを暗示するのが、スマホ決済の巨人アリババ集団の支付宝(アリペイ)や米アマゾン・ドット・コムの変身だ。

アリペイの利用者は5億人。この膨大な決済データを握るアリババは買い物や送金履歴、支払い状況から利用者の信用力を数値化。
グループ銀行がこのデータをもとにネット上で少額融資するサービスまで手掛けている。
7600万人というLINE利用者は、6900万枚が発行されるJR東日本のICカード「スイカ」、NTTドコモのサービス会員数6600万をはるかに上回るとあって、日本きっての巨大な金融インフラに育つ可能性も秘める。
競合他社の幹部は声をひそめる。「LINEがいつか銀行を設立するか買収する日がくる」
日本経済新聞 2018年8月29日
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   佐々木の視点・考え方
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★アリペイが凄いのは、決済サービスの顧客数が5.2億人いるということではありません。

アリペイの中の個々の中国人の口座に働きかけて、既に多くの人に金融サービスを提供している事です。

その顧客数は、保険サービスで3.9億人もいますから、日本の日本生命や東京海上の10倍の顧客数です。

資産運用サービスでも3.3億人の人がアリペイで投資信託を買っています。

アリペイの信用スコアを活用している人は2.6億人に上りますし、小口融資を受けている人は1億人います。

上記記事ではLINEが銀行を買うのではと恐れているようですが、LINEがお手本にしているアリペイは、銀行業務(決済・融資)を超えています。

1つの会社の中で既に、保険や投資信託も含めた金融の総合会社になっています。

LINEは、アリペイがここまで急速に融資・保険・投資信託・信用情報ビジネスの顧客多数獲得できたのは、決済手数料がタダであることが原動力と知っています。

そして、他を使うよりLINEの決済サービスが便利と認知して貰えれば、顧客数が現在のLINE顧客数を凌ぐ可能性が?いのです。

私たちは、LINEと組む銀行や保険会社や投資信託会社や信用情報サービス会社がどこかに注目すべきです。

その会社が早晩、日本のダントツ1位になるでしょうから。