2018/1/30 No.3670
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10秒で読む日経!視点が変わると仕事と投資のネタになる
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今日のNews
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●アマゾン・ドット・コムがいかに世界中の小売り企業への脅威となるかは容易に
理解できる。だがアナリストやブランド企業、広告代理店が気づき始めたのは、
現在は同じく巨大ハイテク企業のグーグルと フェイスブック が支配下に収めて
いる領域を、アマゾンが次第に侵食しつつあるという事実だ。
アマゾンが10年前に始めた広告ビジネスは、最近までさほどの売上高がなく、注目
もされなかった。転換点の一つの兆しが見えたのは昨年6月、広告世界最大手の
英WPPの年次会合でのことだ。WPPのマーティン・ソレル最高経営責任者(CEO)は
アマゾンが「多くの面で極めて破壊的」だと持ち上げ、2017年に同社がアマゾン
での広告に2億ドルを費やす見通しだと語った。
WSJ 1月30日
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佐々木の視点・考え方
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★売上も利益も株価時価総額も巨大規模に達したグーグルとフェイスブック。
誰もが、この2社の未来は明るいと見ているようです。
この2社には共通点があります。
それは、広告からの収入が売上・利益の殆どを占めているということです。
世界の何十億人の目を集めるWEBサイトを築き、その膨大な視聴者の目に広告を
提示することで、収入を得ているのです。
TV、新聞等のマスメディア広告は、その広告の提示する商品に関心があろうとも
なかろうとも広告を提示するのに対し、2社は、WEB訪問者が何に関心を持ち、
何を買ってきたかを知っていて、買いそうな人に買いそうな広告を提示することで
マスメディア広告に対する優位性を提供しています。
このことが、2社が業績を大きく伸ばせた理由です。
広告主から見たら、商品を買ってくれる人に広告を提示し、実際に買ってくれるのが
ベストな広告なのですから。
では、グーグルやフェイスブックより有効な広告を提供することは可能でしょうか。
一番良い広告は、買いたい人だけが集まってくる場所に、買いたい商品の広告を提示
することです。これが出来れば、広告視聴者のかなりの割合がお金を支払って買って
くれます。
これに近いことを始めているのがアマゾンです。
アマゾンは電子商取引だけでなく、有店舗の小売店も買収を続けており、人々の嗜好
や消費者行動に関するデータの新たな入手先を構築しています。レジのない新型スト
ア「アマゾン・ゴー」を開店したのもそのためです。
そして、アマゾンの持つ膨大な商取引データと、実際の個々人の消費行動を機械学習
させて、より効果的な広告をアマゾンのWEBサイトで提供するようになっています。
グーグルやフェイスブックと異なり、世界一の巨大な小売店になったアマゾンを訪問
する人は、アマゾンの提供するグーグル型広告に沿って実際の購買活動をしています。
そして、その巨大な購買行動の全てを記憶して、さらに効果的な広告を提供するよう
になっています。
この結果。2019年のアマゾンの広告収入は7千億円を超える見込みです。
この状況が続けば、将来は安泰と見られてきたグーグルやフェイスブックの収益
モデルが崩れることになります。
5年後にどうなっているか楽しみです。
