詩 手をつないで
雨がずっと続いた後の久しぶりに晴れた日
無理してあなたをランチに誘ってみた
あなたは少しまゆをしかめたけど、
すぐ微笑んで、いいよって言ってくれた
私が悲しい顔をすると思ったからでしょ
仕事の合間をぬって、あなたはちょっと遅れて
元町のカフェに来てくれた
二人のお気に入りのテラス
九月の木々からこぼれる日差しもすっかり秋で
あなたとここにいると、身体も休まるのを感じてる
次の仕事まであと30分
早めに食事を切り上げて外に出た
だって一緒に歩きたかったの
少し恥ずかしかったけど、
出会ったころのように、思い切って手をつないでみた
あなたは振り返りもせず、しっかりその手を握り返してくれた
ヒンヤリした風でちょっと冷たくなった私の手のひら
あなたの温かい血が私に流れてくるのを感じる
いつも忙しそうなあなた
年下なのに私を守ってくれている
私が癒してあげなきゃいけないはずなのに
いつも私が見守られていたのね
いつも優しいあなたの肩に、ありがとうって心が言った
