あなたのメールが届いた
今度の日曜日の昼下がり
大きな公園にあるカフェで
ライブをやるって

はやる気持ちを抑えつつ
電車に乗って、バスに乗って
初めての公園にやってきた

大きな野球場と
大きな競技場に
囲まれたそのカフェは

広いテラスのウッドデッキ
もうお客さんがいっぱいだ

みんなと話して準備する
あなたを遠くに見つけ
急に私は止まってしまった
頭も身体も時間さえも動かない

あなたの声が聞こえる
あなたの唄が響く
あなたの横顔を遠くに見てる

突然、競技場から
応援の太鼓がなりはじめ
たくさんの木々からセミがなき
駐車場のアリも虫もざわついて
公園の森は涼しい風を運ぶ

真夏の太陽は、
今は湿った厚い雲の中

駐車場に腰掛けて
私は目を閉じ感じている
耳であなたを見つめ
口であなたの声を聞き
骨であなたと唄ってる

アンコールの曲を
バスを待つベンチで聞く
ここからだとあなたが良く見えた

バスが来た、子供みたいに
一番前の高い席に座り
アンコールの曲を
頭でもう一度口ずさむ
バスは夢の世界を発車して
あなたのカフェをあとにする