だんだん時間が止まっていく
視界もボンヤリ薄暗くなり
心の中に別の世界が生まれ始める
頭の中で別の時(とき)が流れ始める

歌の間(あいだ)に作られた
私だけの空間は、今
現実の世界が消え去って
あなたの唄声だけが響いている

だんだん曲が進むころ
瞳を閉じた空間が
目の前の世界と移り変わっていく

けれど
それは、同時に意味してる
この世界の終わりが近いことも

ーー
今、音は止み
それが拍手に変わり
照明(あかり)が周りに点いて
空間がざわつき始める

唄声だけが響いている
心と調和したその空間を
消し去りたくない、浸っていたい
ただそれだけ

別れも告げず足早に
一人、外の雨に溶け込む
まだ心に残る空間は、
静かな夜に息を吹き返す

ーー
ホッと胸があたたまる
地球上のどこにも売ってない
こんな気持ちを感じられる
君の唄をありがとう

ホッと胸があたたまる
地球上のどこにも売ってない
こんな気持ちを感じられる
君自身にありがとう