3人の金持ち

3人の金持ち

とうさん、Aさん、Bさん、Cさんってお金持ちなの?

Aさんの場合

復興財源のニュースを見て、子どもが尋ねました。

「じゃぁ、同情を誘ってお金を集めて、それを一般の財源にまとめてしまって、こっそり使えばいいんだね。

それは、僕たち子どもどうしでは「ずる」って言うんだけど、おとなは、「法にのっとって」と言うんだね。

町の募金も、外国の難民救済もみんなおなじなんだね。

そして、そんなルールを作って、組織をつくって、うまく使うのが金持ちなんだね。

僕は、そんなずるな世界は嫌だな。生きる望みが無いし、恥ずかしいね」

Bさんの場合

世の中のお金持ちの多くは、実は、お金を大切に少しずつ使っている人たちなんだ。

高級なレストランや旅行や、車やマンションを持ってる人は、本当のお金持ちではないんだ。

お金があるときはいいけど、いつの間にか、お金が足りなくなっちゃうんだ。

本当のお金持ちは、自分で事業をおこして、仕事が好きで、一生懸命に仕事をして、家族を大事にして、堅実な生活を送っているんだよ。

そんなマインドだから、お金は貯まるいっぽうなんだ。

お金を使わなくても、仕事が好きだし、家族が好きだし、そんな時間を過ごすことが幸せだから、お金は貯まる一方なのさ。

「それは魅力的だね。仕事も家族も大事にして、お金も貯まる一方なら、そんな世界に生きようかな、僕」

Cさんの場合

あの人は、お金持ちというより、むしろ、お金をたくさん使う人だね。

人のために役立つように、たくさんのお金を有効に使うことができるんだ。

だから、みんな、あの人のところにお金を持っていくことになるんだ。

でも、あの人は、それを貯めることに興味はなくて、どう使ったら多くの人のためになるか?そればっかり考えて、とても有効なお金の使い方をするんだ。

私利私欲が無いし、あの人にお金を渡すと、結局、もっと有効な形で渡した人たちに返ってくるからみんなが幸せになれるんだ。

あの人は、みんなが幸せになるのが本当に好きなんだ。

だから、あの人はたくさんお金をみんなのために上手く使えるように、じぶんで勉強して、考えているんだよ。

「それって、本来の政府や機関の役割じゃないの、学校でならったよ。

税金はらって、年金はらって、募金すれば、それを有効に活かしてくれるって。

でも、あのニュースの人なんて、それを自分のお金と勘違いしているからおどろきだね。

周りの役人も「それはいかがなものか?」なんて、あいかわらず歯切れ悪いセリフ言ってるし。

そんな人にならないように、僕、がんばって自分で考えてみるよ。

とうさん、3人のお金持ちの違いをハッキリおしえてくれてありがとうね。」

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